師走も半ばとなり、年末最後の追い込みも佳境。気温的にも甚だ体調に厳しく。
皆様いかがお過ごしでいらっしゃいましょうか。お風邪などお召しになって
おられませんか?
とかなんとかすまして書いている当の石川は、不養生にもガッツリ風邪を
ひき込み、この10年間で初38度越え発熱で数日寝込み、作詞人生最多の
仕事数をカッ飛ばし、しかもその中にこれだけは飛ばしたくないぞヲイって
いう仕事も含まれており、さらに明日はこれを飛ばしたらもう作詞家生命
終わりちゃうの?というような立場上とっても責任があるレコーディングが
控えており…(苦笑)
しかも私が発症して昏睡するのと相前後するように、恩師が急に逝去され、
昏睡から覚醒してパソコンを立ち上げたら、有名恩師の逝去の報に慌てた
同期たちが、メーリングリストでまわしたメールと、不謹慎な迷惑メールで
メールボックスが溢れかえっていたという…。
今石川の頭の中は、取り返しがつかないくらいごった煮です。
それが年内まだまだ煮えくり続ける事象が目白押しなのですから…。
2日間の昏睡からおぼろに醒めてやったことは、手近にあった本を病床で
読むことでした。
それがまた偶然にも、宮沢賢治著 「銀河鉄道の夜」。
もとから感受性が強い上に、弱っていた心身にはクリティカルヒット。
もう一歩のところで、違う病を発症しそうになりました(苦笑)
「銀河鉄道の夜」は、4回改訂されているそうですが、
私が読んだ物は、4次改訂が反映されていないバージョンのものでした。
まだ「博士の実験」が登場しているあたりですね。
世間的に活躍中の教え子を多く持つ恩師と私とは、あまり良好な
関係ではありませんでした。
それはきっと、教え子の行く先々を心配しすぎた恩師の、あまりに濃い
愛情が、まっすぐ素直な気質ではなかった私にとって、常に消化不良気味
になってしまったのが、原因だったのではないかと思います。
でも当時は未消化となり、時として苦しみに繋がってしまった師の教えも、
長じることで私自身に消化力がついた後は、色々な面で力になってくれました。
覚醒したジョバンニが知った、カムパネルラの永遠の旅立ちのように、
人生に大きな贈り物をくださった師も、私が昏睡から目を醒ますと、
あの銀河を駆ける列車に乗って、永久(とこしえ)の安らぎの地へと
赴かれていました。
不出来な教え子で、師の望みにことごとく背を向け続けて来た私の手にも、
「どこへでも行ける切符」は握られているのでしょうか。
今はただひたすら、ご冥福をお祈りするばかりです。
ハルレヤ、ハルレヤ。
先生、ありがとう。
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