2007/03/12 (Mon) 奇跡の始まり

日常生活はともかくとして、仕事に関して、あまり感情的な記述や
裏話は極力避けたいといつも思っているのですが、今日ばかりは無理
そうです。お許しください。


「終わりに歌う、始まりの歌。」

そう思ってあの曲に歌詞をつけました。単独公演を望んでも、それが
実現するかしないか、切なる願いだけでしかなく、影も形もなかった頃です。
お会いする方たちは、皆口々に単独公演への夢を語っておられたものです。
私自身もなんとかお力になれないものかと思っていました。

その時あの曲を制作するお話が来て、担当ディレクターさんと思いを
同じくしながら、必死の思いで打ち合わせました。
単独公演の夢を果たした時、そのラストシーンがどのようなものか、
一生懸命考えました。
難しい言葉もなく、ただ終わりだからサヨナラでもなく、愛と感謝と優しさと
慈しみがすべてを包んでくれるような、そして不死鳥のように、
宴の終わりから再び、すべてが始まり希望へとつながるような…。
作品の発展を願って、祈るような気持ちで書きました。

最後の最後の言葉は、出演者が観客を指差し、観客が出演者を指差し、
皆が優しく愛おしく思いあいながら、ひとつになった姿を祈念して書きました。

でも単独公演が実現した今回、それをあえて私がスタッフや皆さんに
お伝えすることはしませんでした。なんだか僭越な気がしたもので…。

しかし思い描いていた光景が、現実となって眼前に広がったのを見た時、
私の視界は熱く霞み、胸が震えました。思いは時を越えて通じるものだと、
改めて感銘を受けました。

今感じているのは、すべての方たちへの感謝です。
作詞家としてこんなに感動するお仕事に、そうめぐり会えるものでは
ありません。

様々な事情から、泣く泣くおいでになれなかった方たちも沢山いらっしゃる
ことでしょう。そう思って、イベントのことにはあまり触れないで
おこうと思っていました。でも、これだけはお伝えしたいと思います。

残念ながらご参加になれなかった皆様にも、深く等しく、心から感謝
しております。私たちの今があるのは、皆様のお陰です。
どうかこの想いが届きますように。そしていつかまたきっと会場で、
あの曲をご一緒に聴くことが、歌うことができますように。
どうか悲しまないでください。もう終わってしまったのではなく、
すべてはこれから始まるのですから…。


私も魔法にかかってしまったのでしょうか…。お仕事のことをこんなに
饒舌に語ってしまって大丈夫か、少々心配ではありますが…。

本当にありがとうございました。




最後に私事で恐縮ですが、実のところ、終演までの数日間、自分の仕事が
公演成功の足を引っ張ったりしないかと極度に心配と緊張をして、
食事もろくに喉を通らず、眠ることもままなりませんでした。
そのため精魂尽き果て、ただいまシカバネ状態です。
申し訳ありませんが、数日ブログの方はお休みいたします。
元気になったら戻って来て、また仕事姿とのギャップがすさまじいと
周囲に評判(不評ともいう)の、面白おかしい日記をつけたいと思います(笑)
ではまた!

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自由人。
作詞家。
本と花と音楽が好き。


はっ。
夢から覚めてしまった。

つまんないなぁ。また寝よう。

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