Siesta〜午睡〜

石 川 絵 理

こだわりの…その1(長文)

忙しいです。
でも忙しいのは大歓迎。お仕事大好き。

今日はそれでも頑張って、リラクゼーションに行ったり、
馬毛で超音波を発生させたりして、ドタバタしました。
いつになったら超音波を脱出できるのか…。

レッスン後先生に、宅録のあれこれについて尋ねられ、
シールド(電子楽器をアンプとつなぐためなどに使用する
ケーブル)について嬉々として説明してしまいました。
下積み時代シールドを作る下働きをしていたので、
シールドと配線にはちょびっとうるさいのです。
マイはんだゴテは、下積み時代の思い出の品です。

アキバで数十メートルぶんもケーブルを買ってきて
必要な長さに切って、プラグまたはジャックをはんだ付けで
ケーブルにくっつけるの。
プラグやジャック、ケーブルは素材や仕様によって
値段がピンキリで、良質な素材のものだとノイズが
少ないとかで。

もうできている既成のものはノイズが少ないけど、
値段が高いので、当時は、本数が必要なのに
予算がない場合、自分たちで作っていたのです。
今はどうしているのかわかりませんが。

はんだづけは温度管理が難しく、低くても高くてもだめ。
加熱しすぎたり、時間がかかったりすると、
劣化してノイズがでるから気をつけろとか、
はんだをつけすぎてだまにするとノイズがでるぞとか、
シールド作りのプロを自任する先輩方に、色々叱られました。

シールドのビニールコーティングを剥いて、
中の銅線を出すのって楽しいんですよ。
適度な長さを剥くのがけっこう難しいんです。

フラックス(接合面の酸化防止などの為に添加する樹脂)には
松脂といいたいところだけど、フラックス使いは難しく、
今はもう松脂は予めはんだに入っているんですってね〜。
やに入りはんだと言うのだそうですが。
松脂もありすぎるとノイズの原因になるのだとか。

今はデジタル録音だから、多少のノイズなら後から
処理して消せると思いますけどね〜。


お仕事でスタジオに行って、うっかりこういう話を
エンジニアさんたちとすると、思いっきりやり込められて
しまうんです(笑)

シールドは、レコーディング機材にとって必須なのですが、
録音時のノイズの原因にもなったりするので、
私が作っていた時代から色々進化しているのでしょうし、
私ごとき入門レベル者(しかも古い)には、語る資格なしという、
技術者の誇りをかけた迫力がすごい。
みなさん普段は真綿のように優しいのに、こういう職域が
からんだ話の時は怖いです(笑)

でも懐かしくて楽しいので、エンジニアさんたちに
叱られながらでも、こういう機材のあれこれや、
プロツールスのデータのサルベージ話とか、
スタジオで使うスピーカーはどこのがいいとか、
どうするといいとか、いつまでもいつまでも聞いていたくて、
収録後質問ばかりしてしまうことも。

なんだ!そんなことも知らないの!?と言いながらも、
みなさん丁寧に教えてくれます。

普段何気なく聴いている音楽も、こうした人たちの技術と
こだわりによって品質が保たれているのです。

そうしてみれば当たり前のことですが、なんてことない
日常に存在するあれこれも、色んなひとたちのお世話に
なっているんですね〜。

ん〜でも、事故米はお世話になりたくなかったな(苦笑)

  1. category: 思考回路の産物

  2. comment:0
  3. 2008/09/25

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